五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

PCオーディオ導入記

[ネット&パソ]PCオーディオ導入記


・・・・以前から興味が有りつつ、面倒くさかったりして迷っていた「(プチ)PCオーディオ」導入作業をしてみた。


「PCオーディオ」と言っても、つまりは「パソコンをオーディオにつないで音楽を聴く」ことだ。オーディオインターフェイスを間にカマしてつなぎ、あとは手持ちのCDを根気勝負でパソコンの中に音声ファイルとして落として行く。これがまた膨大な作業なのだが。


まず、実家から救い出した6年オチの「Mac Power Book」(名前はシルバー仮面……笑)を、完全に音楽鑑賞用、iTunesとするために、ハードディスクの中身のデータを整理する。要らないものは消し、要るものは現在メイン機へ退避するなり、CD・DVDにバックアップするなり。この選別作業で1日取られる。でもこういう余った古いパソがあったからこそ、こういう真似が出来るんだけどね。


次に新規購入した「安い方から2番目か3番目の」USBオーディオ・インターフェイス(http://www.amazon.co.jp/dp/B000KW2YEI/)を、オーディオアンプのAUX端子につなぐ。この機器はMacでは特別なソフトのインストールが要らないので、刺してあとは何でもいいからPCから音を出してみて、無事出ればオッケー。(Winの場合は、メーカーサイトからASIOドライバーを落としてインストールしなければいけない。音声の扱いは昔からMacの方が楽。)


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こいつにはPCへのライン入力もついているが、出力だけなら「USBヘッドホンアンプ」というものが各社から出ている。そっちの方が一般的かな。裏にはオーディオ用ライン出力端子もついている。ピンからキリまであって高いものはそれなりに良いようで迷うが、わしの耳にはいっちゃん安いので良かろう。


あとは地道にCDをiTunesに取り込み、音声ファイルに変換・登録すればいい。が、ここで「ファイル形式」を何にするか決定しなければならない。iTunesの環境設定にある「CDをセットした時の動作・読み込み設定」ボタンから「AAC」「AIFF」「Appleロスレス」「mp3」「WAV」の各ファイル形式のうち、どれにするかを選ぶ。更に選んだ先で、「詳細設定」を選ぶんだが、これが何が何やら解らない。で、いろいろネットで調べる。こっからはiTunes上の話になるけど勘弁してね。


まず音声ファイル形式。「AIFF」「WAV」は、非圧縮といって、ファイル容量が非常に大きいので除外。(オリジナル曲の編集にはこの形式を使うけどね)「mp3」は一番容量が小さくネット向きだが、やや音質に難がある。既成音楽を自分で聴くためなので、この形式も除外。


Appleロスレス」……これは容量はまあまあで音がいいらしい。さらに「AAC」……詳細設定で「高音質」「iTunes Plus」「音声Bodcast」と3つ選べる。「音声Bodcast」は音が悪いので最初から除外だ。最終選択肢は「Appleロスレス」「AAC高音質」「AAC iTunes Plus」の3つ、さてどうするか。


3つ試してみるしか無い。「Appleロスレス」……確かに音は良い。しかし1曲(4分程度)の容量が18M~20M前後と大きい。


2つ目「AAC高音質」……これは微妙、最高音のシンバルの輝き、最低音のバスドラムの量感が明らかに損なわれているのが、ワシの耳でも解る。容量は5M前後で小さく良いのだが。


3つ目「AAC iTunes Plus」……これは2つ目よりは音は良くなった。でも最低音は1つ目のロスレスよりは落ちる。容量は9M~10M。ちょうど真ん中の性能だね。結局、この「AAC iTunes Plus」形式での保存を、採用する事にした。


っちゅーわけで、正月三が日地道に、CDの取り込み作業をし、今に至ると言う訳でした。


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導入してみて思った事は、確かにものぐさ出来るし便利だと言う事。音質云々言っているが、耐えられないほど音が悪いという事は決して無く、十分気持ち良く鑑賞出来る音質です。既存のCDプレイヤーやアンプを買わず、前述のインターフェイスと、パソコン用のアンプ内蔵のパワード・スピーカーを買って、それで済ませるのも多いに有りだなとは思った。住宅事情とかいろいろあるからね。


さらにCDも買わず、全部レンタルしてパソに取り込んで、それでオッケーと言うやり方で、聴くだけなら十分なのだ。これはもう、技術革新と時代の流れなんだろう。レコード会社とオーディオ会社が潰れる訳だ。


でも我々古い洋楽派の好む音盤は、そこいらのレンタル屋では置いてない。ので、逆にPCオーディオ導入を機に、購入CDが増えるかもしれない。しかもそれを、1回パソに取り込んだら終わり。あとはCDラックの肥やしか、段ボールにいれられて物置か。それもなんとも、飽食のような気もして複雑なのだが。


===追記===


アナログレコードのパソコンへのデータ取り込みは、同じ会社の別なインターフェイスが必要です。こっちは入力がPHONO専用端子になっています。


BEHRINGER ( ベリンガー ) / UFO202 U-PHONO
http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=181%5EUFO202%5E%5E


やりかたのヨウツベ動画
http://youtu.be/yf2CloRGQes


Winの場合、何か音声編集ソフトが必要だと思います。Macは動画の通りガレージバンドで。一曲取り込むごとにファイル名をつけて保存が必要だと思います。保存形式はWinならWAV、MacならAIFF。そこからiTunesに取り込み、AAC iTunes Plus形式にするといい。その後、オーディオCDに焼く場合は、元データのWAV、AIFFを取っておいて、そこから焼きます。