五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

ママゴトならばペットになりたい


■ペットになりたがる最近の学生、精神科医香山リカ氏が現状を危惧

http://www.webdoku.jp/tsushin/2012/12/30/153000.html


・・・この記事も結局は本の宣伝だし、アンケートもどこまで有効性があるのかわからないけどね。


ココに書いてあるように、ワカモノはこんなに無気力になりました、嘆かわしい事であります。若い奴しっかりせい!とは、私は全く思わない。私の知っている若い人は今までも純粋で、理想とバイタリティーを持っていますよ。


問題が有るとしたら、こういうワカモノの無気力を招いてしまった社会の側にある。学校でも企業でも、あまりにシステマチックに、予定調和で物事を進めて行こうとする。そこにワカモノの提言や理想が入り込む隙等無い。頭の固い大人共に反抗しても、その先に待っているのは落伍者としての人生だ。


上手く立ち回って何が悪い!!流されて日和って、ペットで居て何が悪い!!


主体性を明け渡すな、自由を明け渡すな、という意見の裏には、どうにも「勝ち組」の見下した目線を感じてしまう。結局は地位とかお金とか、世間的な成功こそが、人生の到達点だと、暗に思っているのではないか。それに向かわない奴は、敗残者だと言わんばかりに。


でもってそういう差別的な目線が、結局は社会の2局化……「勝ち組」「負け組」を助長させ、ますますワカモノは「気楽なペットがいいなあ」とつぶやくことになるのだ。