五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

グラチャンバレー&スケートカナダ


グラチャンバレー、男子が素晴らしい戦いでした。ポーランドに勝ったのなんて何年ぶりだろう。エジプト、イランのアジア勢ライバルも撃破。イラン戦などはここ数年でベストな内容のゲームでした。今年はベテラン荻野らがぬけ、越川選手も怪我の苦しい状況で、ゴッツ石島・ゴリ清水の「人間離れケダモノコンビ」が(笑)頑張っています。この無骨で不細工な若手が(笑)実に気持ちが良いプレイをする。世界ランクでは五輪出場すら危うい男子ですが、盛り上げていって欲しいです。


で、フィギュアスケートスケートカナダ終了。男子は高橋大輔選手が2位、女子は鈴木明子選手が5位でした。


まず高橋大ちゃん。今度こそ完全復活です。フリーの「道」4回転こそ回避したものの、その他は素晴らしい出来。演技表現力は怪我する前よりはるかに上がってるんじゃないか。そういえばエキシで滑ってる「ラブレター」ってのも、純粋な恋心を表現していてすごくいいし。世界一のステップと合わせて、本当にスケート史上に残る名選手になったと思います。くそう、悔しいけどかっこいいぜ高橋(笑)


1位を取ったのはジェレミー・アボット。4回転をきれいに決めたのはやっぱり大きかった。プログラムも演技表現も良かった。でも私は「佐藤有香コーチ」の可愛らしい微笑みに萌えてしまって(爆)演技よりそっちのほうが楽しかった。笑。


他には、氷上のエンタテイナー、フランスのアルバン・プレオベールがよかった。昔キャンデロロ選手という、非常~~~にお客さんを盛り上げる演技を信条としていた選手が居ましたが、その伝統を引き継いでいるのかしら。コミカルな振り付け、お客のあおりも上手い。そのうえ技術もある。こういう選手が女子にも出て欲しいですね。


で女子。鈴木あっこちゃんやっぱり固かったのだけど、でも悪いながらも伝えるべきことは伝えたという感じかなあ。首の皮1枚、ぎりぎりの点数でファイナル進出です! 他の選手の点数待ちの状態で、はらはらしました。ファイナルは代々木ですから、伸び伸びやって欲しいです。


残念だったのはアリッサ・シズニー。SP完璧でフリーもそのエレガンスは表現できていたんですが、転倒2回は痛かった。長洲未来ちゃんも、所々の抜けが響いた。


で、優勝したロシェットも、万全ではなかった。しかしショートの貯金と、あと「演技の貫禄」で持って行った感じだなあ。貫禄というと抽象的だけど、不出来でもどこか余裕と大きさがあるのですね。この人が五輪の優勝候補筆頭であることは動かないと思います。


さて、グランプリファイナルは1週おいた12月5日ですか。日本開催です。確かに名誉な大会ですけど、日本人選手には後で全日本が待っている。五輪最終予選ですからそちらの方が大事になります。けが無く無理せず、調整の一環でいいと思いますね。