五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

地球(テラ)へ

・・・・桜が満開です。おいでませ福島へという感じですが、花粉症の方には引き続き辛いですね。私は花粉は大丈夫ですが、ほこりっぽくて、急に肌寒くなるこの季節。どうにも桜の花も、春という季節も苦手です。秋・冬型ですね自分は。

新年度になってナリワイもちょっとだけ新体制になりました。いや私は異動とかはないですが、事務所の人間の顔ぶれが何人か替わりました。それだけでも新鮮な気持ちですね。

さて、先日ちょっと日記で触れましたが、竹宮恵子原作のアニメ「地球(テラ)へ……」第1回みました。感想はこれが、予想外に良かったと思います。原作の話のスキマを埋めるというか、テレビ向きに新たなエピソードを挿入して書かれた脚本が、なかなか自然な流れになっていて、それが功を奏した感じですね。今後どうなりますか。ただ何と言っても30年近く前の原作(!)ですし、もともとのSFのテーマ……超能力者と人間の対決……も、手法としては古いものです。作画演出・動きなど、現代のすごいアニメを見慣れた人には、物足りないという向きもあるでしょう。ストーリー面・作画面ともに、現代向けの価値を見いだせるのか、観ていきたいと思います。

でも、少女漫画でSFって、すっかりなくなってしまいました(泣)萩尾・竹宮両御大に限らず、佐藤史生さんとか、水樹和佳子さんとか、清水玲子さんとか、樹なつみさんとか、80年代前半の「あだ花」だったのでしょうか。「変身」でも「ロボット」でもなく、ブラッドベリとかアシモフとかのアメリカのSF小説の影響から出発した少女漫画のSFは、少年誌のそれよりよほど本格的だったと思います。その流れが現在はたたれていて残念です。「地球(テラ)へ……」放送を契機に、もう一度その流れが復活しないかなあ、との願いは、高望みでしょうか。