五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

現場に行ってモノを見てこい

・・・風邪が抜けないせいもあって、どうにも調子が上がってこない。いや熱とかはないんだけど、なーんもやる気が出ない感じ。昼間仕事で精一杯だなあ。

で、その仕事がらみで、某電力会社を退役されたOBさんたちのインタビュー取材に同行させてもらった。皆さん高度成長期時代に、おもに発電所の建設工事に関わった人達。「黒部の太陽」みたいに、命を張ってダム建設、とまではいかないが、「土建屋さんと電気屋と2人三脚、同じ釜の飯を食って土にまみれて」働いたそうである。

「例えばパーツの入庫出庫管理。帳簿仕事だからと机でソロバンだけやってると「何で現場に行ってモノを見ないのか、さっさと行ってどんなものか目で確認してこい!」とどなられた。だから事務屋でも、この部品はどの系統のどの部分にはまって、どういう働きをするかは一応は解るわけです。枯れても電力マンですから。」

昔のこういう名も知れぬ技術屋さん職人さんが、日本の高い技術と信頼を築き上げてきたんだなーと、改めて感心させられた。

パソコン上でのヴァーチャルリアリティーが常識となった今、何でも触らずに数値だけで決められていく。パソコンのはじき出す数値に人は使われ右往左往する。現場に行ってモノを見れば、さじ加減もわかるというのに。