五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

テリーの独善的「オールタイム・ブラジル音楽名盤ベスト12」

ここ数年ブラジル音楽を鬼のように聴きまくり?だいぶ勉強も詰んだなと自負出来るようになってきました。ので、この企画を書いてみたいと思います。さーていくぞー!!


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1位:トッキーニョ&ヴィニシウス「一滴の幻影」
Toquinho & Vinicius-Um Pouco De Ilusão
(BossaNova 1980)
■喜びの奴隷:https://youtu.be/UymzqUTKF0s
ボサノヴァの大作詞家ヴィニシウスと、親子ほど年が離れたギタリスト・作曲家トッキーニョによるデュオ。1980年、このアルバム制作中にヴィニシウスが亡くなり、奇しくも遺作となってしまいました。ボサノヴァの懐古的な雰囲気と現代性が両立した傑作。現在はちょっと入手困難で残念。


2位:イヴァン・リンス「ノーヴォ・テンポ」
Ivan Lins -Novo Tempo
(MPB 1980)
■表題曲;https://youtu.be/auVytLbKXdU
ブラジルでは珍しいキーボード&歌のSSW。美メロにハイセンスなコード進行、ともかく作曲能力が素晴らしい。声も豊かで音楽世界がぶあーと広がるのが見事です。


3位:カルトーラ「愛するマンゲイラ」
Cartola-Verde Que Te Quero Rosa
(Samba 1977)
■生まれ出ずる歌:https://youtu.be/9HJQQtsiqfA
老舗サンバ団体マンゲイラの重鎮として、アマチュアながら昔から活動していたレジェンドが、60歳過ぎて録音した3枚め。格調高く悲哀と祈りにあふれた歌は、最上のシャンソンにも負けません。


4位:マリーザ・モンチ「アモール・アイ・ラヴ・ユー」
Marisa Monte-Memórias, Crônicas e Declarações De Amor
(MPB 2000)
■Amor I Love You:https://youtu.be/Gc1wYPUdpgM
現代のブラジルを代表する美人SSW。共作者Prodのカルリーニョス・ブラウンと共に、ロック的な味わいがありつつも、古き良き伝統にも怠らない。


5位:カエターノ・ヴェローゾ「リーヴロ」
Caetano Veloso-Livro
(MPB 1997)
■俺に構うな:https://youtu.be/Mqx8fe7v7po
ブラジルを代表する最ヴェテランSSW。文学派・革新派で、美しいボサからアヴァンギャルドなロックまでこなす。英国などのロック界隈でも評価が高い人です。


6位:レイラ・ピニェイロ 「ボサノヴァにあふれる想い」
Leira Pinheiro-Isso e Bossa Nova
(BosaNova 1994)
ジェット機のサンバ:https://youtu.be/2ylFuyE-FHg
古いボサノヴァ曲を、若手シンガーがカバーしてみた作品。根はジャズ系シンガーらしく、ウィスパーでなくてはきはき歌う姿に好感。古典ボサの古さに閉口している人にオススメ。


7位:マリア・クレウーザ「真夜中のマリア」
Maria Creuza-Meia Noite
(Cansao BosaNova 1977)
■オンジ・アンダ・ヴォセ:https://youtu.be/Hg-N21RlCQA
こちらはお色気系(?)シンガー。しっとりとした音楽世界を聞きたい人にはうってつけです。


8位:ジョルジ・ベン「アフリカ・ブラジル」
Jorge Ben-Africa Brazil
(MPB 1976)
■アフリカのストライカー:https://youtu.be/lp9uZKy6H7Y
この人もブラジルを代表する最ヴェテランSSW。豪快で男らしいがややトボけた味もあります。代表曲は世界的スタンダードの「マシュ・ケ・ナダ」。「タジ・マハール」は、ロッド・スチュワートが思わずパクってしまった程のポップさ。


9位:ミルトン・ナシメント「歩哨」
Milton Nascimento-Sentinela
(MPB 1980)
■表題曲:https://youtu.be/EXsRbG43ZD8
「ブラジルの声」と評されるベテランSSW。現代ジャズ寄りのやや難しめの音楽ですが深いものです。


10位:ジルベルト・ジル「レファベーラ」
Gilberto Gil-Refavela
(MPB 1977)
■今、この場所:https://youtu.be/cC1ntip1f_U
カエターノと共にブラジルを代表する最ヴェテランSSW。こちらは陽気でおおらかなキャラが目立つ。ちょっと素っ頓狂なリズム志向の音楽が面白い。


11位;ジョアン・ボスコ「ガガビロ」
João Bosco-Gagabiro
(MPB 1984
■紙人形:https://youtu.be/Z-GSaxGADEc
男性的な声と抜群のリズム感のギターのSSW。アフリカの呪術的な味わいもあります。


12位:エポカ・ジ・オーロ「フェイジョン・コン・アホィス」
Conjento Epoca de Ouro-Feijao Com Arroz
(Choro 2002)
■ラメント(嘆き):https://youtu.be/1phYXjIoDzI
インスト弦楽器アンサンブルのショーロという音楽の代表グループ。自身の代表曲スタンダードを再録音したベスト盤。