五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

2022年よく聴いたアイドル曲ベスト5

さて、今年の私的アイドル曲ベスト5。いきますよ。


■5位 フィロソフィーのダンス「Clap your hands」

メンバーのおとはすこと十束おとはちゃん在籍最後のシングルとなってしまいました。ファンキーな曲調、色っぽいMV、ここの真骨頂だと思います。


■4位 東京女子流「この雨が上がっても」

アルバム「ノクターナル」収録曲から。ちょっと地味めな曲調なんですが歌詞をちゃんと聞かせる歌になっていて感心感激しました。大人になったんだなあ。。。


■3位 CYNHN「ソルベ」

ここも毎年の推しグループですが、今回は歌詞の言葉遣いが素晴らしい。作詞は元ねごとの蒼山幸子


■2位 ライスボール「記憶」

ここも毎年の推しグループ2ですが、これまた歌詞が素晴らしい。ご先祖様の霊魂(?)が主人公(青森県弘前市在住)に語りかけるという、ちょっとオカルティックな設定ですが、歌詞の出てくる建物描写が、全て弘前市内の古建築・文化遺産に対応しているというもの。非常に高度な作詞テクニックを含みながら、「世代の記憶の継承」という、大切な社会的テーマを歌っている。凄い楽曲と思います。


■1位 まちだガールズ・クワイア「銀河ステーション」

これは数年前の曲なんですが、アルバム「オリオン座流星群」で聞いて知ったのが今年なので入れます(苦笑)「宮沢賢治と宇宙」をテーマに掲げ、真っ向挑んだコンセプトアルバムは、ロック系の音楽雑誌でも高く評価されました。この曲は「銀河鉄道の夜」のシチュエーションをロックに盛り込み、幻想が錯綜する歌詞で表現した意欲的な楽曲。多人数アイドルのパフォーマンスとしても素晴らしいと思いました。


■番外 EPO「無言のジェラシー」
Album「Vitamin E・P・O」1982

古いものの聞き直しで再評価しておきたいのがコレ。青春時代に聴き込んだアルバムでアイドルじゃないですが。今自分がこの年令になって、フィリー・ソウルなどのブラックミュージックを聞きこんだ耳で改めて聞いてみて、この人がいかに苦心工夫をこらして曲作りをし、ソウルミュージックをJ-POPに取り入れる作業を行っていたか、しみじみとわかったという感じです。いや勿論模倣ではなく、永遠のテーマである洋楽を踏まえた上でのJ-POPの構築ですね。昨今の80'sJ-CityPopブームに、彼女の名前こそトップに上がられるべきでしょう。

2022年よく聴いた洋楽アルバム

さて、今年よく聞いた洋楽編。古いものの再発見です。いきますよ。

■Young Gun Silver Fox「You Can Feel It」
Album「West End Coast」2015

かつての西海岸サウンドを彷彿とさせますが現代のバンド(デュオ)です。黒髪がヤングガン君でイギリス人、銀髪がシルヴァーフォックス君でアメリカ人(現在はロンドン在住)だそう。お互いに別のバンドもやりつつ、意気投合して活動継続、現在も活動中です。爽やかなハーモニーと、ソウルの影響を受けたサウンドが良くて、アルバム4枚全部入れちゃいました。


Steve Winwood「Arc Of A Diver 」
Album「Arc Of A Diver 1980

古いものの再評価はコレ。この人の音楽性は好きなんですが声質がどうにも苦手でピンときませんでした。アルバム数枚聞き直して、一人多重録音の先駆けで、テクノ風味も少しあるこれが一番気に入りました。なんというか、パーソナルなSSWっぽい楽曲という感じに味わいがあります。


■Don Bryant「A Nickel And A Nail」
Album「Don't Give Up On love」2017

南部ソウルは普段あまり聞かないジャンルですが、このいなたいシャウトにはやられました!ずっと裏方、作曲家に回っていたんですが、なんと約48年ぶりのアルバムリリースだそう!長生きして歌い続けてほしいものです。


■Tatiana Parra「Abrindo a Porta」
Album「Inteira」2010

ブラジルもんはタチアナ・パーラという人。日本では全くと言っていい程知られていません。サンパウロ出身、コーラス/バックボーカリストとして出発して、アルゼンチン等のスペイン語圏でも活躍しているそうです。サンバやボサノヴァというよりジャズに近く、でも民族音楽的な味わいもある。静寂な、優しいですがキリッとした歌と音楽です。


Bruce Springsteen「When She Was My Girl」
Album「Only the Strong Survive」2022

2年振り新作アルバムはソウル/R&Bのカヴァー集。似合わない曲もあるとか、原曲イメージが崩れるとか、文句を言いながらも嬉しく楽しく聴けました。昔のソウルミュージックへの愛情が溢れています。ちょっと違和感は拭えず笑っちゃう箇所もまた味噌(^^;)

最近見ている「日本の紀行」YouTube

最近見ている「日本の紀行」YouTubeチャンネルを紹介しておきます。

YouTubeチャンネル「島の散歩」
https://www.youtube.com/channel/UC2wA24ilhdo6SY6v0unIwQQ
静止画写真中心ですが、日本中津々浦々の島の風景が非常に美しいです。音声消してもテロップだけで楽しめます。


YouTubeチャンネル「集落町並みWalker」
https://www.youtube.com/channel/UCf9uPmJgnaaoLMro1BM8Dcw
こちらは本格的な紀行動画サイト。島だけではなく、山間部の限界集落などにも取材。数も多く、丁寧に足で歩いた動画がとにかくすごいです。


YouTubeチャンネル「YAKISHIMA TRAVEL TV 秘境ハンター」
https://www.youtube.com/channel/UC1fP4tP7d-_J82MmpDuDZ-g
ここは本来は、文字通り海外の秘境への紀行レポサイトでしたが、疫病禍で始めた?日本の「格安宿」紹介動画が、なかなか面白いです。現在は沖縄の安い宿シリーズを展開中。ワイルドな風貌のアプ主氏も変に魅力(笑)

自主制作CD-Rアルバム

えー、長年道楽で作曲・DTM(デスクトップ・ミュージック)をやっておりますが、ネット音楽仲間に歌って頂いたコラボ曲が溜まって参りました。でこの度それらをまとめて、あと自分の歌でオカミを揶揄したお馬鹿ソングをちょっとだけ入れて【自主制作CD-Rアルバム】を制作いたしました。


タイトルは【銀河のフィルハーモニー】ジャケ写はこれです。


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非売品、無料贈呈品として、まずは旧友人・知人、旧バンド関係者の方に、問答無用で強制配布させて頂きました。私とリアルで関わった友人諸氏、諦めて聴くように。(笑)


で、ネット友の皆さんにも、もちろん言ってくだされば、喜んでお分け致します。テリーに住所・本名バレしてもいいから、CD欲しいよというご奇特な方、送料こっち持ちで無料贈呈郵送いたします。申込みは以下アドレスまで。


●E-mail:terryyokota@yahoo.co.jp
Twitterhttps://twitter.com/terrypyon
Facebookhttps://www.facebook.com/terry.yokota1


ただし念のため、応募資格は、私と何度かネット上でやり取りされた方に限らせて頂きます。全く見ず知らずの方はご遠慮ください(まあいないと思いますが)さらに、アマチュアがこしらえたものですので、プロ並みのクオリティが出て無いと責めないでください。お願いしますね。^^;


さらに「今時CD盤なんて邪魔」というのも道理です。ならばということで、全曲自サイトから聴けるようにもしました。そちらもご活用下さい。


■テリー横田オリジナル曲サイト「新・親父の五線譜」
https://terryyokota.wixsite.com/website-3


還暦の五線譜爺の形見の品、なんとか残せて嬉しいです。え?迷惑物品だ??(^^;;

2021年今年よく聞いた洋楽アルバム

さて、2021年今年よく聞いた洋楽編。古いものの再発見です。いきますよ。

■Joe Jackson「You Can't Get What You Want」
(album : Body And Soul)

英国のネオパンクというか、ややとんがった方面から登場した人ですね。このアルバムではラテンやソウルを取り入れながら、段々円熟した音楽を作るようになりました。

■Rupert Holmes「Him」
(album : Partnedrs in Crime)

米国80年代AORからは、この人を再評価します。メロの落とし方、コードの決め、一味違う意外性があります。歌詞も物語性があってヒネリが効いているそうな。近年はミュージカル畑に進出し、作曲だけでなく企画・台本まで手がけているそうです。

■Jimmy Webb「If You See Me Getting Smaller」
(album : El Mirage)

ソングライターとして有名なこの人。一応カントリー/フォーク系ですがそれに留まらない音楽性です。このアルバムはビートルズのプロデューサーだったジョージ・マーチンが手がけました。名盤と思います。

■The Neville Brothers「Yellow Moon」
(album : Yellow Moon)

ソウル/R&B系ではニューオーリンズのこのバンドを。ちょっと呪術的・ミステリアスな所があってそこも面白かったです。

■Nara Leao「Você E Eu
(album : 私のボサノヴァ)

ブラジルからは「ボサノヴァのミューズ(女神)」と言われたこの人の、これは最晩年の盤です。いろいろ逡巡してきて、最後に原点であるボサノヴァに戻ってきた感じです。

Bob Dylan「Gotta Save Somebody」
(album : Slow Train Comming)

ディランに関しては門外漢で、実はよくわからないってのが本音です。でもこのアルバムはすっきりまとまった演奏と、ブルースに根ざしたオーソドックスな曲調で、わかりやすく聞けました。

今年のベストアイドルソング6+2

さーて。今年もやります。テリー的・ベストアイドルソング2021。今年は6曲+番外編2曲をセレクトしました。コロナの影響で、昨年以上に不作だったのが残念。秋以降は回復基調、来年こそ皆が通常活動できますように。


■6位 神宿「Twenty」

グループ名義だがメンバー塩見きらのソロなんと自作曲。シンガーソングライター的内省的な曲でじっくり聞けました。


■5位 jubilee jubilee「Juvenile

鳥取・島根のロコドル。CityPop路線で好き。ネギが活動休止中の今、この手の音の最後の砦だ。


■4位 フィロソフィーのダンス「テレフォニズム」

メロウな夜のAOR曲。ラップ風のカウンターラインを歌うおとはすが素晴らしかった。


■3位 DEAR KISS「ダンスはキスのように、キスはダンスのように」

苦労多かったベテランの会心のメジャーディスコ曲。見事なプロのパフォーマンスと思います。


■2位 CYNHN「インディゴに沈む」

「青」がテーマの、シリアス路線が得意なグループ。遅まきながらこのグループを知って驚いた。ダウナーな青春の痛みを表現しながらスタイリッシュで、WACK勢とはまた違ったロック魂も感じました。


■1位 ライスボール「JAN-KEN-PON」

今年の最優秀曲はこれ。りんご娘の妹分グループ。ダンス&ヴォーカルというよりはハモり・コーラスで魅せる。メンバーは楽器もできて、将来長きにわたって活躍できる才能だと思う。多田慎也の詞と曲もりんご娘同様、何か哲学的暗示的メッセージを含み、惹かれます。


……でもって。


■番外編1 広瀬愛菜「なんだ、ただの青春か」

厳密には昨年の曲だしアイドルではないので番外で。しかし楽曲・歌唱、そしてバック演奏、全部素晴らしい出来。アルバム「17」は、夏の入院中の慰めでした。


■番外編2 【タイ国アイドル】Pretzelle「First Love」

どうしても紹介しておきたい、タイのアイドルグループ。80s CityPop調のどこか懐かしい目の楽曲、メンバーのルックス&パフォーマンス、全部可愛く素晴らしく、ちょっと虜になりそう(笑)最新曲もAOR風バラードで快進撃です!日本でももっと知られてほしい!