五線親父の縁側日誌

永遠の70年代男・テリー横田の日誌です。

筆者は田舎の初老爺、下手の横好きアマチュア作曲屋、70年代洋楽ポップス愛好家、70年代少女漫画愛好家、
女子ヴァリボ&フィギュアスケートオタ、Negicco在宅応援組です。

テリーの今年よく聴いたアイドル曲ベスト7

それでは、毎年好例、テリーの今年よく聴いた曲・アイドル編、いってみましょ。 (こっちは一応、発売年度も加味してます。) 今年はどうしても絞りきれなかったので7曲です。


7位■南端まいな「君のピュアネス」

元アイドルネッサンス。解散後ソロデビューしてこれはシングル2作目かな。ミニアルバム「Clarity」と合わせ技でランクインです。彼女の儚(はかな)げなルックスに参ってる部分が大きいんですけど(笑)歌も、線が細いながらなかなかの表現力で、何より声の清潔感が素晴らしい。女優活動も始めたようですし、将来は原田知世みたいな位置にいってくれてらいいなあ。


6位■脇田もなり「エスパドリーユでつかまえて」

もはやソロボーカリストとして地盤を着々固めるもなりちゃん。サードアルバム「Right Here」は、80年代ソウルでも打ち込みエレクトロを増やしつつ、より音を整理・洗練させた印象です。ここもシングル曲1曲と言うよりも、アルバムとの合わせ技で。


5位■フィロソフィーのダンスヒューリスティック・シティ」

昨年末発表の曲ですが1年飽きずに聞けました。ソウルAORの日本的展開としてこれ以上の方法は考えられないほど完璧な楽曲。クールでカッコ良く、しかも可愛い。出だしの奥津さんのつやつやの声。ここもアルバム「エクセルシオール」との合わせ技で。


4位■MELLOW MELLOW「WANING MOON」

5位のフィロのスと同じ作曲家・宮野弦士作品。似た路線ながら微妙に楽曲のキャラが違うのは流石(こちらが多少はっちゃけてる)シェリル・リンとかエモーションズなんてのを思い出しました。彼女たちの三者三様キャラも全開。個人的にはHINAちゃんのクネクネダンス・脚と上半身が時間差で動くとこ、好きです。♪


3位■Farewell my l.u.v「Gloomy Girl」

名古屋の芸能スクールのグループ。ここの運営さんとツイッターでやりとりする機会があって「高校生?」と聞いたら「中学生です!」と返ってきてひっくり返った。楽曲のソウルフルさもさることながら、歌い回し、コブシの利かせ方とかヴァイブレーションとかすごいサマになってて、こんなの訓練積んだ大人歌手でもよほどセンスを磨かないとできない。残念ながらセンターの子が脱退・移籍しちゃったようだが、残った子も上手なので頑張って欲しいです。


2位■まなみのりさ「かかとを鳴らして」

ベテラン渾身の1曲。大人の鑑賞に耐えうる楽曲と歌唱。せつないみのりちゃんの歌声。しかし何より特筆すべきはダンス演出だろう。3人組なのにわざとスタンドマイク2本にし、必ず一人が余ってダンスに専念する体型をとる。振り付け担当のまなみちゃんのアイディアか。見事である。日本のボーカル&ダンスグループのパフォーマンスとしては、現時点で最高位の一つではないかと思う。アイドル戦国時代駆け抜け、今も戦い続けている彼女達に、最大の敬意を払います。


1位■りんご娘「0と1の世界」

青森県弘前市の歴史の長いロコドル。というレベルを飛び越え、今や絶賛全国進出中ですね。この曲はまず歌詞とテーマでしょう。宮沢賢治雨ニモマケズ」の引用から、地方の農業や漁業の問題提起まで行いつつ、人間の生き方にまで迫る歌詞。「0と1とは何ぞや?」と思いますが、無=自然の状態から有=作物を作る「第一次産業」のことを指しているらしい。厳しさが増すばかりの地方の農林水産業。そこを応援し、ふるさとを愛する、まさにりんご娘にしか歌えない・表現できない世界。歌唱もダンスも素晴らしいと思う。感激しました。


他には原田珠々華RYUTist、EMOE、TipToe、はちみつロケット、それとNegiccoは、本当に泣く泣く選外となりました。でも素晴らしく愛聴しております。